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推薦者の声と活用事例

da Vinci操作トレーニングモデルとしてのBio-Texture Modelingの有用性
帝京大学 医学部泌尿器科 主任教授 堀江 重郎 先生 最近の外科技術の大きな進歩の一つが、ロボット支援手術の導入です。ファソテックが開発した、Bio-Texture Modelingはこの手術のシミュレーションに最適です。

最近の外科手術の大きな進歩の一つが、ロボット支援腹腔鏡手術(da Vinci手術)です。ロボットというと、ぎこちなく歩く産業ロボットを想像しますが、実際には外科医の細かい指の動きを、からだの内部で再現するための道具といっていいでしょう。
da Vinciは、3D腹腔鏡カメラと3つの手術器具から構成されています。外科医は人体に触れることなく、コンソールに入り、両手の親指と人差し指で器具を操作します。da Vinciは人の指と同じ動きをより繊細により確実に行うことができ、またかすかな指のブレを補正することができます。このダヴィンチのおかげでからだの奥深い部分であっても㎜単位の細かい手術が可能になりました。現在日本ではこの4月から前立腺がんに対する手術が保険適応になりましたが、アメリカや韓国ではすでに前立腺の手術のみならず腎臓や膀胱、さらには大腸、子宮、心臓外科さらに耳鼻科、形成外科でもこのロボット支援手術が行われています。

手術支援ロボット「da Vinci」の導入により、前立腺の手術においては、
・傷口が小さく、患者の痛みが少ない
・手術時間が短く、回復が早い
・入院期間が短い
・手術後排尿が早く回復する
・手術後勃起機能が早く回復する
ことが可能となりました。

一方da Vinci手術では外科医は臓器に器具が触れても触覚は感じません。
したがって臓器を摘除した後を縫い合わせる(吻合)の操作では適切な強さの力を視覚から得られる情報で判断する必要があります。したがって、手術シミュレーションに使用するモデルでは、正確な立体の認識のみならず、細かな質感が再現されていなければなりません。そこで帝京大学病院泌尿器科ではファソテックと共同研究を行い、前立腺手術のシミュレーションに使用するBio-Texture Modelを作成しました。
Bio-Texture Modelは、患者のCT画像3次元的に再構築し、3Dプリントアウトされたものです。このモデルを用いて、手術器具の操作性や、臓器摘除のシミュレーション、および膀胱と尿道の吻合トレーニングを行いました。
実際の患者の3Dモデルを用いてシミュレーションを行うことにより手術の安全性が飛躍的に向上しました。さらにわれわれは腎臓のがんの切除においても、Bio-Texture Modelの活用を計画しております。
腎臓は血管が多く、出血のコントロールが極めて難しい臓器です。腫瘍とそこへ出入りする血管を含めた腎臓のBio-Texture Modelを作成し、腫瘍の切除と断端の吻合をシュミレーションすることで、より難易度の高い手術も安全に遂行できることが期待されます。

今後も、ファソテックと共同研究を続け、未来の手術シミュレーションの方法論を模索していきたいと考えています。

3次元生体モデルを活用した手術シミュレーション後、da Vinci手術を行っているところ da Vinci手術の風景 3次元生体モデルを活用した手術シミュレーションを行っているところ(尿道吻合のシミュレーション) 3次元生体モデルを活用した手術シミュレーションを行っているところ(尿道吻合のシミュレーション) 3次元生体モデルを活用した手術シミュレーションを行っているところ(前立腺全摘術のシミュレーション)
プロフィール
堀江重郎 51歳 帝京大学医学部主任教授
1985年 東京大学医学部 卒業
東京大学医学部付属病院、米国テキサス大学パークランド記念病院、国立がんセンター中央病院などを経て
2002年 杏林大学医学部 助教授(泌尿器科学)
2003年 帝京大学医学部 主任教授(泌尿器科学)
現在に至る

専門領域:泌尿器手術、泌尿器癌の治療、男性医学、腎臓病の治療
日本泌尿器科学会指導医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、日本腎臓学会指導医
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